37.2

生きてた証拠. HSP 躁鬱

物凄く嫌な女になった時のことを書こうと思う。

醜くて嫉妬深い女。

 

髪色を変えた恋人と今度二人で遊園地へ行こうと話していた時だった。

その遊園地は誰にでも人気でいつの時でも

ここに行きたいという人が耐えないほどだ。

まあそんな評判とかはどうでもいいのだけれど。

 

ふと頭に昔の女の事が私の脳をよぎる。

「あぁ、また嫌な癖だ。」

 

そう思ったが1度頭に浮かんでしまった

モヤモヤはこびり付いた錆の様に簡単には

取れてはくれない。

 

「今までも他の女の子とここに来て、写真を撮って、ご飯を食べて、この人はその子と笑いあったのか」

 

会ったら私のことを嫌になるほど好きと言ってくれる私の恋人。

今の彼が好きだからこそ、それに反比例して

真っ黒な嫌悪感に苛まれてしまう。

 

同じ言葉をかけられて同じように身体を重ねて同じように手を繋いだ女が過去にはいるのだ。

 

そのようなドロドロとした考えで脳が満たされる。

 

私だけで満たされているという実感があれば。

もう少し大人であったならば。

こんな考えすることもないのだろうか。

 

「あぁ、またこんなこと考えてしまった」

こんな事を考えたと知ったら恋人は

私の事を嫌ってしまうだろうか、

嫌な女だと思ってしまうだろうか 

 

こんな醜い女の自分が誰よりも嫌いだ