37.2

生きてた証拠. HSP 躁鬱

蠢く虫とぐちゃぐちゃと音を立てる内臓と蛍光色の緑色がチカチカするデスクトップの夢を見た。恋人と繋がっていた電話はエラーが起きたとかで切れていた。

静寂。鳥の声もしない朝だった

 

下敷きにしていたせいで右耳のピアスが痛い。

目が覚めて布団から出るとすやすやと犬が寝ていた。

 

布団から出てトイレへ向かう。

トイレから観る朝の景色はまだ早朝の色で薄い水色のフィルターがかかって空気が美味しかった。

 

やっと今日から人間らしい生活が送れると思うと嫌なのか、嬉しいのか、中途半端な感情であった。

恋人にも会えずに、といって何かするにもやる気が起きずただただ食べて、寝て、排泄する

生きるゴミのようなサイクルを三日間おくっていたわけだがそろそろ恋人に声で会うだけではなく実際に会いたくなるものだ。

 

今日の占いは1位だった。

なにかハプニングが起きるそうだ。

100万円でもふってくるのか?阿呆か。

駅で恋人とばったりなんてあるかもしれない、いやないと思うが言うだけタダである。

なぜかといえば私の恋人は何も無い日はずっと布団と仲良くしている人なのだ。

何かしらが起きると思って今日1日生きてみよう、と車の扉を開けてピンと冷え切った寒空の中駅へと向かった。