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駅のホームを成人式帰りの おとな が埋めつくしていた。
来年の同じ頃にはきらきらとした振袖を身にまとっているのだろうか
ちゃんと 大人 になれるのだろうか
きっと私は勢いでのお酒に溺れないように誤魔化し程度の量をちょびちょびと飲み、恋人の元へ帰って本当の祝杯をあげるのだ
過去のすきだったひともいるのだろうか
くるくるのパーマですらっと背が高かった目が大きい男の子
共通の好きなアニメのキャラクター違いの
キーホルダーを筆箱にお互いにつけていたこと
毎日電話をしていたこと
夜の学校に呼び出されたこと
大会を見に行ったこと
それの虜になっていた幼い一重まぶたの自分を
慰めてあげるのもわすれないようにしなくちゃ
子供の時間が終わる
その時が近づいてくるのだ
すこしずつ